「下肢静脈瘤」はほとんどが軽症で済みます

2011/10/12 6:47 pm

毛細血管の復讐にあっている。暴飲暴食と運動不足の結果なのだろう。ついに糖尿病を発症してしまった。オヤジの死因は糖尿病による多臓器不全だった。彼が入院した時には血管がボロボロの状態になっていて手が付けられなかったそうだ。それを知っていたのに、俺は同じ過ちを犯してしまった。俺の毛細血管もやはりズタボロになっているのだ。俺のオフクロは「下肢静脈瘤」だった。子供の頃にそれをしげしげと見せられたことが思い出される。妙な母親だった。


糖尿病と「下肢静脈瘤」とでは現われる症状に似たようなものが多い。どちらも抹消の血管が悪化してその症状が出てくるからだ。糖尿病の場合は血液供給が少なくなり血行が悪くなる。すると抹消の組織は血行不全になってしまいその働きが阻害されてしまう。結果、組織が壊疽(えそ)や壊死(えし)をおこしたりする。静脈瘤では、血管の中のある「逆流防止弁」が壊されてしまい、うっ血の圧などで組織がやられることになる。末端部において血管の反乱が起きるのだ。


俺の脚、最悪の場合は切断もあり得る。こんな事になるんだったら、オフクロのあの気持ちの悪い「下肢静脈瘤」を見せられた時、あのぐにゅぐにゅと曲がりくねった青いみみずばれの様な血管が皮膚の表面を透かして浮かび上がっているのを見た時、こうなるだろうことを予見するべきだったんだ。足だけではない、眼底の血管も出血を始めたようだ。歯槽膿漏も悪化していくのだろう。そうすれば歯周病菌がまた「弁」の破壊を始める。怠惰な生活の結果、今、毛細血管の復讐に会っている。