2011/12/07 11:36 pm
私の主人は銀行勤めをしていて、熊本県に単身赴任しています。そして、私や子供たちは神奈川県に住んでいました。そんな生活も1年ほど続いた頃に、主人が体調を崩して熊本の病院に入院したとの連絡を主人の会社の方からいただきました。子供たちも父親のことが心配で、すぐにかけつけたかったのですが、状況が詳しくわかりませんでしたので、子供たちを私の両親に預かってもらい、私一人がまず飛行機で熊本に向かいました。
実は、私が熊本に行ったのは主人の転勤が決まった時に訪れて以来でしたので、私にはさっぱり熊本の地理が分かりませんでした。なおさらですが、熊本の病院に詳しくもありませんでしたので、とにかくタクシーに飛び乗りました。運転手さんにその病院の名前を言うと、「はい、分かりました」とすぐに答えてくれたので、それなりに大きな病院なのだろうなと思い、私は安心したのを覚えています。
熊本の中心部からタクシーで20分ほど走ったところに、その病院はありました。そこは街中でありながら、木々がたちならび、大変さわやかな感じのするところでした。私は熊本の病院なのだから、阿蘇山が眺められるかしらと思いましたが、その病院からは眺められませんでした。あとで、そのことを主人に話すと、「熊本は広いのだから、どこからでも阿蘇山が眺められるわけじゃないよ」と笑われてしまいました。主人の病室へ行ってみると、ちょうどぐっすり寝ているところでした。